この病気の方の中に、ある食べ物を口にすると、決まってその後、おしっこの時に痛みが出てくる、下腹部が重くなる、といったことが見られるなど、食事と症状悪化の関連が知られています。
以下の表に"症状を悪化させる可能性が高いもの"、"症状を悪化させる可能性が低いもの"を列挙しました。ある海外の論文からのもので参考になりそうです。
症状を悪化させる可能性が高いもの
飲料:コーヒー、紅茶、炭酸飲料、アルコール
果実:柑橘類(レモン、みかん、グレープフルーツ、パイナップル)
野菜:トマト
香辛料・調味料:唐辛子、からし、わさび、酢、グルタミン酸、人工甘味料
メキシコ・タイ・インド料理
症状を悪化させる可能性が低いもの
飲料:水、牛乳
果実:バナナ、メロン、りんご、桃、さくらんぼ、ブルーベリー、スイカ
野菜:キャベツ、人参、セロリ、きゅうり、キノコ、豆、大根、ジャガイモ
肉:鶏肉、牛肉、豚肉、羊肉
卵
魚介類
穀物:米、小麦(パン)
ただし、この分類は、"一般的な傾向"として参考にしてください。悪化させる可能性が高いものでも全然問題がない場合や、悪化させる可能性が低いものでも症状を悪化させる場合などがあったりなど、個人差が結構見られます。ご自分に合う食べ物、合わない食べ物を知る必要があります。そのためにはまずは「今、口にしているものは何か」を意識してみてください。その食べ物で、その後おしっこの不快感が出なければ、食べてもよいもの、症状が出れば、避けたほうがよさそうなもの、となります。もし症状がでた場合は、疑わしい食品を再度試してみてください。症状が再現できれば当たりとなります。また、この一覧表には入っていないものでも、他にもあると思います(当然あるはずです)し、逆にほとんど大丈夫かもしれません。食事療法でよくある、"あれだめこれだめ"、というつもりは全くありません(個人的にはこの言葉は嫌いです。食べるものがなくなってしますので)。残念ながら、病気そのものを治す食事療法ではありませんが、少しでも苦痛の少ない生活を送るためにも、食事内容を意識してみてはいかがでしょうか。